MCJグループは、リスク管理のための体制構築は､ステークホルダーを含む社会全体に対する責任であることを認識し､積極的に取り組んでまいります｡

目的

当社グループが事業の継続・安定的発展を確保するとともに、企業活動の不確実性によって発生する損失の可能性、又はその不確実性をマネジメントできないことによる損失の可能性をリスクとして捉え、当社はもとより、お客様、取引先様、株主様、役職員などステークスホルダーの利益阻害要因の除去・軽減を誠実に対応していくためのリスク管理体制を構築することで、当社において発生しうるリスクに対して的確な管理を行うことを目的としています。

リスクの定義

（１）当社事業の継続を中断又は停止させるもの。
（２）当社の直接又は間接に経済的損失をもたらすもの。
（３）当社の信用を毀損し、企業・ブランドイメージを失墜させるもの。
（４）その他当社の経営における一切の不確実性を有するもの。

管理体制

MCJグループは、部門や業務によって多様に発生するリスクを、組織的かつ横断的に管理していくため、以下の推進体制を構築しています。

１．リスク管理委員会
（１）全社的なリスクの管理を行う機関としてリスク管理委員会を設置する。リスク管理委員会の委員長は取締役社長とし、その指揮命令の下、法務部門が運営を主管し、部門長が実行委員長を務める。
（２）リスク管理委員会は、定期的に会議を実施し、リスクの類型に応じ関連各部と連携してリスク管理に関する課題・対応策を協議の上、実施する。
（３）重要かつ複雑な問題が確認された場合には、臨時でリスク管理委員会を招集し、トラブルの早期解決と同様のトラブルを発生させないための対策を指示する。
（４）財務報告の信頼性に重要な影響を及ぼす事象が発見された場合には、リスク管理委員会はリスクの再評価を実施の上、リスクに対応する。
２．リスク管理の手順は、「リスクに対する調査」「リスクに対する分析と評価」「リスクに対応する戦略と実務・方策を選択し実行」を繰返し行うことにより、リスク管理が有効に機能するものである。
３．事業活動がコンプライアンスに適合した社内の規程・ルールに則って行われているかチエックし、不正行為や異例扱いを発見・排除していくには、内部監査室による業務監査の継続的実施が必要であり、内部監査室長は、監査役や会計監査人と連携を取りながら、内部監査体制の充実を図るよう心がける。
４．各部門は、業界の動向及び関連する法令の施行などの把握に努め、重要な情報についてはリスク管理委員会に報告するとともに、組織体制又は規程・規則の変更が必要な場合には取締役会に議案として上程し、必要な対応を図るものとする。
５．当社取締役社長及び各取締役は、当社及び当社子会社における重要な意思決定又は業務執行の状況の把握に努めるとともに、当社グループにおけるリスクの管理に注意を払う。
６．実行委員長は、リスクの識別・評価の結果及びその財務報告作成に及ぼす影響について委員長に報告し、委員長はその内容を取締役会に報告する。